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RE3発売決定記念と言うことでバイオハザードの歴史を振り返ってみた(バイオハザード1編)

こんにちは、管理人のかずです。

皆さんもご存知の通り、バイオハザードRE3の発売が決定しましたね。
前作RE2の発売から1年足らずで、RE3の公式PVがyoutubeにアップされた時は、あまりの早さに衝撃を受けました。
通常、本シリーズは2年から5年の周期で次回作がリリースされるため、同じようにびっくりされた方も大勢いたのではないでしょうか。

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そこで、発売記念と言うことで、根っからのバイオ好きである管理人が勝手にバイオハザードの歴史を振り返ってみたいと思います。

ちなみに、今現在30代後半の僕にとって、バイオはリアルタイムで遊んできたシリーズでもあります。
それぞれの作品毎に、色々な思い出が詰まった特別なシリーズなので、記事のネタを考えながら「あの時、あんな事あったなぁ」などと、感慨に耽っていました。

さて、どうでもいいことはこれくらいにして、今回は初代バイオハザード1について書いていきたいと思います。

 

 90年代を代表するホラーゲーム

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記念すべき初代バイオハザードは1996年3月22日にリリースされました。
当時としては、その革新的なグラフィックと秀逸なホラー演出、雰囲気に魅了され、ゲーマーに限らず実に様々な方が遊んだゲームだったと思います。

ちなみに90年代と言えば、様々なホラーゲームが発売された時代でもあります。
有名なところではサイレントヒルクロックタワー2や弟切草、マイナーどころですとオーバーブラッド、ダークメサイアトワイライトシンドロームあたりでしょうか。

その中でも特に異彩を放っていたのがバイオハザードだったと、当時から根っからのゲーマーだった自分は肌感としてそう感じています。

学校に行けば、一部男子生徒の間ではバイオの話で持ちきりでした。
「昨日はあそこまで行った」「あの鍵どこで手に入れるの?」「もうクリアしたよ」など情報交換も盛んに行われていたのを今でも覚えています。

特に、3時間以内クリアの特典としてもらえる「無限ロケットランチャー」のネタを興奮気味に教えてくれた友達の顔は今でも覚えています。

当時は、インターネットなどなく、限られた情報源しかなかった時代。
聞かされた方も「嘘だーw」と一笑に付していました。
その後、友人宅で証拠映像を見せられて「すげー!!」となったのは言うまでもなく。
しばらくその友人は英雄扱いされることになります(小学校あるある)。

どうでもいいですが、その友人、かなりのエアガンオタクで、遊びに行った際、玄関先でMP5を突きつけられたのを今でも覚えています。
今頃犯罪を犯していなければいいと思う今日この頃です。

有名なあのシーンこのシーンの数々

 皆さん、バイオハザード1といえば何を思い浮かべますか?
やはり、仲間を食べるゾンビが振り返るシーンが鉄板ではないでしょうか。

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恐らく世界中で最も有名なゾンビの一人だと思う彼。
操作のままならないプレイヤーは、パニックに陥り、壁に体を擦り付けながらハムハムされることになります。

また、廊下の窓ガラスを破って入ってくるゾンビ犬も、記憶に残っている方は多いのではないでしょうか。

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とっつきにくかったラジコン操作

 

バイオはその独特な操作性でも話題を呼んだ作品でもあります。
十字キーの上を押せばキャラクターの向いた方向に進む、いわゆるラジコン操作のため、画面上のキャラクターが今どこを向いているのかを把握する必要があります。
当時、この操作に慣れていなかったプレイヤーは、慣れるまでに幾度となくゾンビの餌にされました。

では、何故あえてわかりにくいラジコン操作を採用したのでしょうか。
それは、このゲームのカメラワークにあります。
特定の場所に行くと急にカメラが切り替わるため、仮に「十字キーの上を押せば常に画面奥に移動する」ような操作だと、切り替わりの際に予期せぬ方向に移動してしまうことになります。
そこで、半ば苦肉の策として、ラジコン操作を採用したそうです。

ただ、この難解で不自由な(しかし慣れてしまえば驚くほど快適な)操作性が、恐怖感を煽るホラーと相性が良かったのでしょう。
後のシリーズでもこの操作体系はしばらく採用されることになります。

有名な例の日記

今ではすっかりネタとして有名になった「飼育係の日誌」
飼育員がウィルスに侵されて徐々にゾンビになっていく過程が想像力を掻き立て、恐怖を煽ります。
最後の「かゆい うま」の一文は特に有名ではないでしょうか。

どうでもいいですが、ウィルスに侵されながらも律儀に日記をつける彼は、どんな几帳面な性格をしていたのか気になります。
基本的にバイオは「今そんな日記つける余裕なくね?」的なファイルが度々見つかります。
「かゆい うま」って人間食べながら書いてたんでしょうかね。
そう思うとちょっとシュールです。

そこまで売れるとは思われていなかった

当時、開発者はそこまで売れるとは思っていませんでした。

「まあこんな変なゲーム、流行るわけないよね」

 対象ユーザーをコアゲーマーに絞ったことにより、その難易度は本シリーズでも屈指の難しさと言われています。

振りほどきでよろめかないゾンビ

今では当たり前になった「振りほどき時に周りのゾンビを巻き込む」仕様が、当時はありませんでした。
よって、狭い場所で2体以上のゾンビがいた場合、一旦噛みつかれると連続で攻撃を受けてしまい、文字通り死ぬまでムシャムシャされることになります。

特に、後に発売されるディレクターズカット版に収録された高難易度モード「アレンジモード」のヨーン部屋前の廊下は、狭い上に目の前にゾンビが2体いると言う鬼畜配置で、個人的に多いに苦しめられた記憶があります。

ハンターが即死攻撃を頻繁に繰り出してくる

ハンターの即死攻撃として有名な「首刈り」
モーション自体も素早く、予備動作もほとんどない上に、体力黄Caution以下(体力70%以下)になると問答無用で繰り出してくるなど、その性能は凶悪の一言。
喰らうとキャラクターが首チョンパされてしまうため、見た目のインパクトも強烈。

対策としては、先手必勝と言わんばかりに高威力のマグナムやショットガンを撃ち込むことですが、1のハンターのジャンプ攻撃には出掛かりに無敵時間が存在し、慌てて引き金を引くと、無敵時間中に避けられてしまい、ジャンプ攻撃をモロに食らってしまいます。
まさに隙のない二段構え。

実はハンターは左利き

もう一つの対策としては、攻撃を避けてその隙に鉛玉を撃ち込む(あるいは逃げる)方法があります。
実は1のハンターは総じて左利きのため、ハンターの右手側を走れば、綺麗に攻撃をかわすことができてしまいます。
この仕様を利用すれば、後半の洋館以降もかなり楽に攻略できるようになります。

常にギリギリの弾薬数

後の作品のように「弾薬が後半になると余りまくる」ようなことはなく、常にギリギリの物資で攻略する必要があります(流石に慣れると余ってきますが)。
ここのゾンビは倒して、ここは余り通らないからスルーしよう…などの計画性を持って攻略していかないと、最悪後半で詰まることにもなりかねません。
結果として、物資をいかに有効活用していくか、いかに無駄を抑えるか…といったゲーム性が生まれ、そこに”サバイバル”ホラーとしての面白さが集約されているように思えます。
初代はこの辺りのバランスが絶妙だったと断言できます。

絶妙なゾンビ配置

また、ゾンビの配置も実に巧みで、特に西側2階のコの字廊下はゾンビが3体もいる(クリス編のみ)最初の難関エリアですが、コース取りをしっかりすれば、走り抜けるだけでスルーできる秀逸な配置となっています。
1はこのように駆け抜けるだけでゾンビをかわせる箇所がいくつもあるため、慣れてくると非常にテンポよく攻略することができるようになります。

ハードモードのクリス

操作キャラは今では有名なクリスとジル。
初代はキャラ選択画面にてクリスならHARD、ジルはEASYの文字が表示されます。
クリスは文字通りのハードモードで、持てるアイテム数が6個、強力なグレネードランチャーが手に入らない、簡単な鍵を開けるキーピックが必要(アイテム携行数が少ないにも関わらず)、プラント42をスルーできるルートが存在しない、敵が多いなどジルに比べると、非常に難しい難易度となっています。
逆にクリスは体力が高く、銃を構えるのがジルより早いといった強みもあり、戦闘面では有利(よってナイフプレイ時にはクリスの方が簡単)。

高難易度ながらミリオンセラー

 決してとっつきにくいゲームとは言えない本作。
しかし、その売上は国内だけで111万本を売り上げるミリオンセラーを達成しています。
理由はいろいろ考えられますが、当時としては美麗なグラフィック、見た目のインパクトも強烈なゾンビ、まるで映画のようなゲーム、絶妙な難易度…それらが子どもだけでなく大人にもうけた事が挙げられるかなと思います。
僕自身、初プレイは友人のおじさん宅でした。
おじさんが操るジルがグレネードランチャーでゾンビを黒焦げにするシーンは今でも覚えています。
その後、ヨーンの毒がブルーハーブで治せなくて悶えてました(血清が必要)。

単なる小悪党だったウェスカーさん

スターズ隊長でもあり、アンブレラの幹部でもあるウェスカーさん。
彼はTウィルスの持ち逃げを画策するも、タイラントに腹部を貫かれて即死するという哀れな最期を遂げます。
後に大人の事情により、あれはウェスカーの「計画通り」だった事が後付けされます。
元々Tウィルスを体内に打ち込んでたウェスカーは、腹部を貫かれ仮死状態になった事でウィルスが活性化、元々適応力が高かった事もあり、その後は復活し人間離れした能力を手にすることになります。

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どう見ても「計画通り」には見えませんが。
この時のセリフ「Don't come this way!! nooooo!!」が、マヌケな小悪党感をより一層際立たせています。

5では新世界の王になるという中二病丸出しの発言をした彼も、溶岩に飲み込まれロケランでとどめを刺されるという、これまた壮絶な最期を遂げます。

ただ、キャラ人気だけは高いため、どうせその後のシリーズでも出るんじゃないかなーと勝手に予想してます。

DS版バイオはかなりオススメ

バイオハザードは今遊んでも面白い作品なのは間違いないですが、オリジナル版はデモシーンとマップ移動時のドア開閉シーンが飛ばせない欠点があります。
そこで、個人的にはどちらも飛ばす事が可能なDS版バイオをオススメします。
DS自体が生産中止されているため、入手は非常にこんなんだと思いますが…
慣れるとワンプレイ30分強でクリアできるため、暇つぶしにも最適ですよ。

以上、初代バイオハザードについての記事でした。

まだまだ書きたい事もあったのですが(リメイクネタとか)、流石に文字数が多くなってきたのでこの辺りで。

ここまで読んでいただきありがとうございました。